2018年2月合宿

2月18日~25日までの作業報告です!

外装はあと、耐力壁と蔀戸を残すのみとなり、形が見えてくるにつれ、通りすがりに多くの方に気にかけてもらえるようになりました。


前回の合宿から今回の合宿までに電気屋さんに入ってもらい、配線をしてもらいました。

そのために照明計画をしたのですが、テナントが決まっていない時点での照明計画はかなり難しく、様々な場合に対応できるように考えました。


下のようなレール型の配線は照明の位置、向きなど変更でき可変性が高いのですが、

無機質な質感が合わず、引き戸の鴨居の上に隠すなどの工夫をしました。

無理な照明計画にも答えて下さった電気屋さんには感謝しかないです!


さて今回の作業は大きく分けて3つです!

①内壁の大きい面の腰壁

②内壁の大きい面の珪藻土左官WS

③他内壁の珪藻土左官



①内壁の大きい面の腰壁


まず今回の合宿で内壁のメインの面で珪藻土の左官WSをします!

なので、その腰壁を先に完成させておきます!

この奥の面です!

この面はお店の客間前面のメインとなるので、

色々な思いの詰まった場所にしたい

と思いました。


そこで、

住民の方々と一緒に塗った珪藻土とこの古民家の廃材

この二つを使うことになりました!


腰壁に廃材を使うことになったのですが、廃材は厚み、幅、長さどれもばらばらです。

そこで、これを逆に使ったデザインをすることになりました!

このようにある部材を現場でパズルの様にあてはめながら、水平に積み上げていきました。

デザインの意図は、

・どこの、いつのパーツかわからない廃材が積み上がり、それぞれのパーツの歴史が詰まったもの。

・店の手前から奥に伸びていくことで内部の一体感をだす。

・奥に向けて高くつむことで、座敷から椅子への変化に流れをつける。

などです!

各々のパーツに印をつけたり、何パターンもの配置を考えたり、

積んでは崩し積んでは崩し、、、


無事完成しました!!

もたれ架けにくいかもしれないですが、

自分のお気にいりのポジションを見つけてみてください!笑



②内壁の大きい面の珪藻土左官WS


この合宿一番のイベント、珪藻土左官ワークショップ!!


子どもを中心にたくさんの方に来てもらい、

各々の好みの塗り方で塗ってもらいました!!

珪藻土を塗るのも、コテを持つのも初めてで、興味津々です!

平らになるように必死に塗ってくれたり、ぐちゃぐちゃに塗ったり、手で塗ったり、、

みんな壁に向かいながら夢中で塗っています!

無中で塗ってくれたおかげで、あっという間に塗り終えました!

いい感じです!!



③他内壁の珪藻土左官


WSをした壁以外の内壁も珪藻土を塗っていきました。


内壁の珪藻土にはサーモンピンク色を使用しました!

サーモンピンク色は食欲が進む色ともいわれており、

暖色の照明と相まって温かい空間をイメージしました!!

鴨居上、レール状の配線を這わせ、鴨居の上から部屋を柔らかく照らします。


玄関部、靴を脱いだり、会計をしたり少し佇むためのデザイン



室内もいい感じにできてきました!



まとめ

ワークショップをしてみて、せっかく自分達の手で設計し、施工してるので、

やっぱりみんなの愛着詰まったデザインがいいなと思いました!!


これから内部がどんどん進んでいきますが、

行きたい場所、ゆっくりしたい場所を目指します!


(文責:北條)

プロジェクト福良

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